索索(読み)サクサク

デジタル大辞泉 「索索」の意味・読み・例文・類語

さく‐さく【索索】

[形動タリ]風や琴の音などが響くさま。
第一第二の弦は、―として秋の風、松を払って疎韻落つ」〈謡・経政

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「索索」の意味・読み・例文・類語

さく‐さく【索索】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 心の安んじないさま。おそれあやぶむさま。〔易経‐震卦〕
  3. 風や琴などの音のひびくさま。かさかさと乾いた音のするさま。
    1. [初出の実例]「第一第二の絃は索々たり 秋の風松を払って疎韻落つ〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔江総‐貞女峡賦〕
  4. 感触がかさかさしているさま。ざらざらするさま。
    1. [初出の実例]「脈をとるとて其尺内の上をなでたれば、索々とはだがして手を刺すやうで」(出典:史記抄(1477)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「索索」の読み・字形・画数・意味

【索索】さくさく

おそれるさま。〔易、震、上六〕震、索索たり。ること矍矍(くわくくわく)たり。征(ゆ)くときは凶なり。

字通「索」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む