紫毫(読み)シゴウ

デジタル大辞泉 「紫毫」の意味・読み・例文・類語

し‐ごう〔‐ガウ〕【紫×毫】

ウサギの毛で、濃い紫色をしたもの。また、その毛で作った筆。
「―をふるって手づから御作を書き」〈平家・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「紫毫」の意味・読み・例文・類語

し‐ごう‥ガウ【紫毫】

  1. 〘 名詞 〙 紫色の毛。兎の毛の紫色のもの。特に、その毛で作った筆をさしていう。
    1. [初出の実例]「勧紅螺而緩愁。染紫毫以写思」(出典本朝文粋(1060頃)九・於鴻臚館餞北客帰郷詩序〈紀在昌〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・紫毫筆〕

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普及版 字通 「紫毫」の読み・字形・画数・意味

【紫毫】しごう

毛の筆。

字通「紫」の項目を見る

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