紫金錠(読み)しきんじょう

精選版 日本国語大辞典 「紫金錠」の意味・読み・例文・類語

しきん‐じょう‥ヂャウ【紫金錠】

  1. 〘 名詞 〙 漢方薬興奮剤一種。気つけや酒酔船酔などに用いた。麝香(じゃこう)龍脳、薄荷(はっか)などをねって方形に切り、金銀箔をつけた錠剤。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「歯薬磨砂、紫金錠(シキンヂャウ)から返魂丹、思ひ思ひに買求め」(出典浄瑠璃・萩大名傾城敵討(1770)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android