累卵(読み)ルイラン

デジタル大辞泉 「累卵」の意味・読み・例文・類語

るい‐らん【累卵】

卵を積み重ねること。不安定で危険な状態のたとえ。
「我がセーベを、―の危きに、置きたるを如何せん」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「累卵」の意味・読み・例文・類語

るい‐らん【累卵】

  1. 〘 名詞 〙 卵を積み重ねること。きわめて不安定で危険な状態のたとえ。
    1. [初出の実例]「譬猶崑崙而圧累卵。傾渤澥而注孤燈」(出典本朝文粋(1060頃)四・為入道前内大臣辞関白表〈大江匡衡〉)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策・孝文王〕

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普及版 字通 「累卵」の読み・字形・画数・意味

【累卵】るいらん

積み重ねた卵。危険な状態。〔韓非子、十過〕曹は小國なり。而して晉・楚のらる。其の君のきこと、ほ累卵のごときなり。

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