細戈千足国(読み)クワシホコチダルクニ

デジタル大辞泉 「細戈千足国」の意味・読み・例文・類語

くわしほこちだる‐くに〔くはしほこちだる‐〕【細戈千足国】

《「くわしほこ」は精巧な武器、「ちだる」は十分備わっている意》日本国美称

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精選版 日本国語大辞典 「細戈千足国」の意味・読み・例文・類語

くわしほこちたる‐くにくはしほこちたる‥【細戈千足国】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くわし」は美しい、「ほこ」は矛、「ち」は多く、「たる」はそなわっているの意 ) 立派な武器が多くある国。上代日本国をほめていうのに用いる。ほそほこのちたらしくに。ほそほこのちたるくに。
    1. [初出の実例]「昔、伊奘諾尊(いさなきのみこと)、此の国を目(なづ)けて曰(のたま)はく、『日本(やまと)浦安の国、細戈千足国(くはしほこちたるくに)、磯輪上(しわかみ)秀真国(ほつまくに)』とのたまひき」(出典日本書紀(720)神武三一年四月)

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