日本歴史地名大系 「細江歌塚」の解説 細江歌塚ほそえうたづか 岐阜県:吉城郡古川町杉崎村細江歌塚[現在地名]古川町杉崎太江(たいえ)川(新細江川)左岸、旧越中西街道に沿う橋場にあり、柳御所旧地といわれる。約一メートルの塚の上に約一・五メートルの山形の自然石が建つ。表には飛騨国司姉小路基綱・済継両卿の歌を彫り、裏に田中大秀の撰文が刻まれる。この天保七年(一八三六)の撰文によれば、小島(こじま)郷細江に住し、細江漁叟と号した基綱、その子済継の歌人としての業績をたたえ、旧居や墳墓を多年にわたり探したが得られず、塚を築いて両卿の歌を刻した碑を建てたと記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by