細草村(読み)ほそくさむら

日本歴史地名大系 「細草村」の解説

細草村
ほそくさむら

[現在地名]大網白里町細草

下傍示さげほうじ村の東に位置し、土気とけ往還が通る。正平七年(一三五二)五月三日の新田義興袖判下文(張州雑志抄)によると、水野致秋が「上総国須賀仟内細草郷」を宛行われているが、これは当地のことと思われる。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高三五五石。正保国絵図では高三七五石。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では小沼組に属し、旗本大導寺領四一石余・同宮城領四九石余と与力(五氏)給知八二石余・七二石余・六二石余・六二石余・三二石余。元禄郷帳では高四一五石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高六〇四石余、家数一二九、幕府領と旗本大導寺・宮城・石原領および与力三氏の給知。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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