病気や事故、老衰などで治療を尽くしても回復が見込めない患者に対する医療。心身の苦痛を和らげ、残りの時間を穏やかに過ごせるように配慮する。厚生労働省は2007年に「患者本人の意思決定を基本に、医療行為の不開始や中止は医療・ケアチームが慎重に判断すべきだ」との終末期医療の指針を策定した。18年に初めて内容を改定する方針。「終末期」という語感が冷たいとの指摘もあり、厚労省は近年「人生の最終段階における医療」との表現を使っている。
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