終神経(読み)しゅうしんけい(その他表記)terminal nerve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「終神経」の意味・わかりやすい解説

終神経
しゅうしんけい
terminal nerve

嗅神経前方にある脳神経で,鼻の粘膜の一部に分布する細い神経をいう。人間では嗅三角から発し,嗅神経群とともに篩骨篩板を通過し,鼻腔嗅粘膜に入るが,退化が著しい。両生類以上の動物ではヤコブソン器官の粘膜に入る。作用には不明な点が多いが,鼻粘膜を介する原始的な反射に関与するといわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む