終身雇用制度(読み)しゅうしんこようせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

終身雇用制度
しゅうしんこようせいど

生涯雇用制度ともいい,企業が定期採用した新規卒業者を定年まで雇用する制度。日本の大企業や行政機関において顕著にみられる典型的な雇用形態であるが,制度として明文化されたものではなく,慣行として行われている。企業が独自に熟練労働力の養成と確保を行ううえから,こうした慣行をとる場合が多く,ここでは特に年功序列型賃金体系や退職金制度が終身雇用制度,労働力の企業帰属意識を強化し,定着性を高めている。ただし近年では労働意識の変化や中途採用の増加,および年功序列型賃金や多額の退職金が経営を圧迫するようになったことなどから,終身雇用制度は次第に崩壊しつつある。

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