絃巻村(読み)つるまきむら

日本歴史地名大系 「絃巻村」の解説

絃巻村
つるまきむら

[現在地名]肥前町大字鶴牧つるまき

納所のうさ半島の北東岸、仮屋かりや湾に臨む台地にある村。海岸の大半は絶壁である。馬渡もうたし川があるが、水利に欠ける。海岸に北筍きたたけのこ(北竹ン子島)・南筍島(南竹ン子島)がある。正保絵図に村名がみえ、明和年間(一七六四―七二)の水野文書に鶴牧村と書かれている。「松浦拾風土記」の寺沢家家臣録に「二百石、(絃巻村にて)田代弥五左衛門」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android