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納所 なっしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

納所
なっしょ

禅宗寺院において金銭などの収支を扱うところ,また,そのを受持つ僧侶広義には,寺院の庶務を司るところや,その役の者をもいう。

納所
のうそ

京都市伏見区南西部の一地区。旧村名。 1931年京都市に編入。宇治川と桂川にはさまれた低地に位置。 1899年の宇治川改修までは,ここととの間を宇治川が流れていた。豊臣秀吉が淀君のために淀城を築いたところ。水運の要地で,淀川を舟で運ばれてきた物資がここで陸揚げされた。 1918年京阪国道 (現在は府道) が通じ,沿道に多くの工場が立地している。

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デジタル大辞泉の解説

なっ‐しょ【納所】

古代・中世、年貢などを納入した場所およびそこに勤務した役人。また、年貢などを納めること。
禅寺で、施物の金品・米穀などの出納事務を執る所。また、その役の僧。
納所坊主」の略。

のう‐しょ〔ナフ‐〕【納所】

なっしょ(納所)

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世界大百科事典 第2版の解説

なっしょ【納所】

一般的には,年貢などをめる所またはそれを扱う人,とくに寺院の物品の収納や会計などの寺務を行う所または人をさす。11世紀中葉から12世紀中葉の平安中期には,次の4種の意味をもつ納所があった。(1)封戸(ふこ)からの収納物の輸送のために港湾に設けられた中継的倉庫,(2)郡・郷や荘園などに付属する収納庫,(3)寺院や貴族・武士など家政の規模の大きい人々の邸宅などに設けられた倉庫,(4)国衙領や荘園内の徴税単位としての農民的納所。

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大辞林 第三版の解説

なっしょ【納所】

禅宗寺院で金銭や米穀などの出納を行う所。また、その係の僧。転じて、寺院一般で雑務を行う下級の僧。
古代・中世、官衙かんが・寺社・貴族などが年貢などの保管のために設けた一種の事務所。また、そこに勤務する人。

のうしょ【納所】

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