くみ‐ちがえ‥ちがへ【組違】
- 〘 名詞 〙
- ① 組み方をまちがえること。くみちがい。「活字の組み違え」
- ② 交差して組むこと。また、そのもの。
- [初出の実例]「両手を組違へに二の腕をおさへて」(出典:葛飾砂子(1900)〈泉鏡花〉一三)
- ③ 馬具の鞦(しりがい)で、馬の尾に掛けて交差して結ばれたところ。くみちがい。
- [初出の実例]「畠山が乗たる馬の当胸尽(むながいづくし)より、鞦(しりがい)の組違(クミチガ)へ、矢さき白く射出す」(出典:源平盛衰記(14C前)二一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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