経済の奇跡〔イタリア〕(その他表記)miracolo economico

山川 世界史小辞典 改訂新版 「経済の奇跡〔イタリア〕」の解説

「経済の奇跡」〔イタリア〕(けいざいのきせき)
miracolo economico

イタリアの1951~62年にかけての高度経済成長をさす。この時期のイタリアは年平均の経済成長率が5%を超え,特に59年から61年にかけては6~8%に達する成長を記録した。成長の柱となったのは工業生産の急速な伸長であったが,それは主として大量の余剰労働力を背景とした低賃金と朝鮮戦争などによる海外市場の需要増大によるものであった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む