経済政策のタイムラグ(読み)けいざいせいさくのタイムラグ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経済政策のタイムラグ」の意味・わかりやすい解説

経済政策のタイムラグ
けいざいせいさくのタイムラグ

経済政策必要性が認識されてから,政策実行に移されるまでに要する時間的な遅れのこと。政策の必要性が認識されるまでのラグ (認知のラグ) ,必要性に応じた政策が決定されるまでのラグ (決定のラグ) ,決定された政策が実行に移されるまでのラグ (実施のラグ) の3つに分かれる。これらのタイムラグ長いほど経済の混乱深刻化することになる。一般に,財政政策金融政策に比べてラグが長いといわれているが,これは前者予算措置を伴うために,国会などの審議により決定のラグが長くなることによる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android