絎け込む(読み)クケコム

デジタル大辞泉 「絎け込む」の意味・読み・例文・類語

くけ‐こ・む【×絎け込む】

[動マ五(四)]布の端を中に入れて縫い目が見えないように縫う。
義経袴に男山八幡の守―・んで愚なと笑い」〈露伴風流仏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絎け込む」の意味・読み・例文・類語

くけ‐こ・む【絎込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 布の端を中に入れて糸目の見えないようにして物を縫い込む。
    1. [初出の実例]「わたくし衣中綿にくけ込(コミ)」(出典浮世草子好色二代男(1684)三)
    2. 「落つる涙の糸筋に、恋をくけこむあはれさよ」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android