結晶モノクロメーター(読み)ケッショウモノクロメーター

  • crystal monochromator

化学辞典 第2版の解説

白色X線を単色化するのに用いる結晶.単結晶のX線回折についてはブラッグ条件が成立するので,入射X線単結晶を固定し,特定の格子面でX線を回折させると,X線フィルターによる単色化によりノイズの少ない単色X線を得ることができる.LiF,水晶,グラファイト,ケイ素などの単結晶が用いられることが多い.難点は得られた単色X線の強度が弱いことと,強度の均一なX線束の十分に広いものが得にくいことである.平板上のもの,湾曲上のものなどが使い分けられる.中性子線用のモノクロメーターも同じ原理による.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

オーバーシュート

感染症の爆発的な感染拡大を指す。語源は、「(目標を)通り越す」「(飛行機などが停止位置を)行き過ぎる」という意味の英語の動詞「overshoot」。2019年12月に発生した新型コロナウイルスに関して...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android