絓糸(読み)しけいと

精選版 日本国語大辞典 「絓糸」の意味・読み・例文・類語

しけ‐いと【絓糸】

〘名〙 繭の上皮から取った粗末な糸。多く、織物の緯(よこいと)として使われる。しけのいと。しけ。
※十巻本和名抄(934頃)六「絓絲 説文云絓〈口蝸反 漢語抄云絓絲 之介以度〉悪絲也」

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デジタル大辞泉 「絓糸」の意味・読み・例文・類語

すが‐いと【×絓糸】

よりをかけず、そのまま1本で用いる生糸白髪糸しらがいと

しけ‐いと【×絓糸】

繭の上皮からとった粗末な絹糸。節が多く、太さもふぞろいで、織物の横糸などに用いる。しけのいと。しけ。

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