絵櫃(読み)エビツ

デジタル大辞泉 「絵櫃」の意味・読み・例文・類語

え‐びつ〔ヱ‐〕【絵×櫃】

曲げ物の一。飯櫃のような木製容器に桃・柳・菊などの絵を彩色したもの。3月9月節句草餅くさもち赤飯などを入れた。

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精選版 日本国語大辞典 「絵櫃」の意味・読み・例文・類語

え‐びつヱ‥【絵櫃】

  1. 〘 名詞 〙 桃、柳、菊などの絵を彩色した曲物(まげもの)の櫃(ひつ)。三月三日、九月九日節供に、草餠や赤飯を入れるのに用いた。
    1. [初出の実例]「若草の餠もこもれる絵櫃かな〈元好〉」(出典:俳諧・桜川(1674)春二)

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