絶対安定多数(読み)ゼッタイアンテイタスウ

デジタル大辞泉 「絶対安定多数」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐あんていたすう【絶対安定多数】

与党が、安定した国会運営を行うために必要な議席数。特に、衆議院で、すべての常任委員会委員長を独占し、かつ、各委員会委員過半数を確保するのに必要な議席数。→安定多数
[補説]委員会で可否同数となった場合は委員長が決裁する権限をもつが、過半数の委員を確保すれば、可否同数の可能性を低くすることができる。

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共同通信ニュース用語解説 「絶対安定多数」の解説

絶対安定多数

衆院定数465の過半数の233を超えて、与党が安定的に国会を運営できる指標の一つ。法律上の常設機関である17常任委員会の全委員長ポストを独占した上で、委員の数でも野党を上回る議席数261を「絶対安定多数」と呼ぶ。全委員長ポストを押さえ、野党と同数以上の委員数を確保する場合は「安定多数」で、衆院では244。実際は議席数に応じて野党にも委員長を割り振るのが慣例で、それぞれ国会運営で与党が主導権を握るための目安とされる。

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