デジタル大辞泉 「絶対概念」の意味・読み・例文・類語 ぜったい‐がいねん【絶対概念】 親・子などのように他の概念と相関して意義をなす相対概念に対して、それ自身で独立して明確な意味を持っていると見なされてよい概念。例えば、家・木など。しかし概念はすべて何らかの意味で他の概念と関係しているのであるから、この区別は比較的なものである。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「絶対概念」の意味・読み・例文・類語 ぜったい‐がいねん【絶対概念】 〘 名詞 〙 哲学で、すべての概念が何らかの意味で他の概念と関係していることを認めるとしても、たとえば、「父」と「子」のように、はっきりと相対的に関係していることを含む相対概念に対し、一応他の概念から独立していると考えられる概念をいう。たとえば「日本」「ソクラテス」「本」などのたぐい。[初出の実例]「夫自身独立して意義を為すものを絶対概念と呼ぶのである」(出典:論理学(1916)〈速水滉〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例