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絶対配置 ぜったいはいちabsolute configuration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

絶対配置
ぜったいはいち
absolute configuration

原子の立体配置の一種。光学活性な立体配置の取扱いにおいて,最初は分子内の原子または原子団の真の配置関係を知ることができなかった。したがって,D系列またはL系列に属する化合物と光学活性との関係が,E.フィッシャーによって,ある約束のもとに決められた。 1950年頃 J.M.ベイブゥートらは右旋性酒石酸ナトリウムルビジウム塩についてジルコニウム対陰極をそなえたX線を用いて結晶解析を行なった結果,原子配置の真の構造を解明し,その結果が従来の約束によって定められていた立体配置 (すなわち相対配置) と一致していることを見出した。また,W.クーンはある種のアルコールについて,J.G.カークウッドは1,2-ジクロロプロパンについて,旋光性を計算することによって,その立体配置を導いている。これも絶対配置を定めた例であり,この場合も従来の相対配置と一致している。 (→R配置 )

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