継替(読み)つぎかえ

精選版 日本国語大辞典 「継替」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐かえ ‥かへ【継替】

〘名〙
宿駅で、馬や人足を交替すること。継立(つぎたて)
※財政経済史料‐九・交通・駅伝・諸規則・寛延元年(1748)四月日「御茶壺東海道往来之例書〈略〉宿々にて休之内又は継替之間御茶壺台に居候事も戸板楷子等之上に清き莚敷候て置候所有之事」
② つぎたすもの。ついで交替とするもの。
※歌舞伎・黒手組曲輪達引(1858)序幕「『詰らねえ話しをして蝋燭が一挺たってしまった』『継ぎけえが爰にあるから、消えねえ中に継いで置かう』」
和船帆柱頂上から船首へかけて渡す緊張線である括(くくり)下端のなんば(滑車)に仕掛け、括を水押にとめるための綱具。〔廻船必要(19C初)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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