綱厳(読み)こうごん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「綱厳」の解説

綱厳 こうごん

1334-1419 南北朝-室町時代の僧。
建武(けんむ)元年2月7日生まれ。存覚(ぞんかく)の7男。東大寺,京都青蓮(しょうれん)院でまなぶ。観応(かんのう)2=正平(しょうへい)6年(1351)近江(おうみ)(滋賀県)の真宗木辺派(きべは)錦織(きんしょく)寺5世となる。「錦織寺宗門血脈譜」をあらわし,同寺の法系を整備した。法印,権大僧都(ごんのだいそうず)。応永26年3月2日死去。86歳。京都出身。字(あざな)は慈観

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「綱厳」の解説

綱厳 (こうごん)

生年月日:1334年2月7日
南北朝時代;室町時代の僧
1419年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の綱厳の言及

【存覚上人一期記】より

…現在伝わるものは,大永年間(1521‐28)に本願寺8代法主蓮如の孫顕誓が抄録したものの写本。顕誓の奥書によると72歳までの記事は存覚の口述をその子綱厳が筆記したもの,その後の記事は綱厳が書き加えたものであり,原本は享禄年間(1528‐32)に焼失した。鎌倉末・南北朝期の真宗教団の実態を探るうえでの重要史料。…

※「綱厳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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