網目状構造(読み)アミメジョウコウゾウ

化学辞典 第2版 「網目状構造」の解説

網目状構造
アミメジョウコウゾウ
network structure

分子が網目状に結合した構造.無機物質におけるガラスは,構成分子であるSiO結合が網目状に結合した非晶状態である.高分子物質では,酸化反応,加硫,放射線照射などにより分子間橋かけ反応により,三次元的に網目状構造が形成される.架橋密度が低い網目状高分子では,ゴム的な性質を示し,溶媒に溶解せず,膨潤してゲル状になるが,架橋密度の高い場合には,ゴム的性質を示さず膨潤しない硬い材料となる.網目密度は,膨潤度から求められる.化学的に分子間に架橋構造が形成されていない場合でも,高分子の分子量が大きくなると,分子間でからみあいが形成され,一時的に網目状構造(擬似網目)が形成される.寒天やゼラチンのようなゲル状の物質も網目状構造をとっている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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