綾渡村
あやどむら
[現在地名]足助町綾渡
足助川左岸の山上に連なる小起伏面にある。東から南にかけて御内蔵連村・浅谷村、西は椿立村・大蔵連村、北は怒田沢村に接する。集落は小起伏面の山麓に点在。いずれの道をとるにも急坂を上らなければならない。縄文時代中期・後期の咄遺跡、時期不詳の因幡遺跡・落遺跡の三遺跡が山麓の傾斜地にある。また一一世紀頃の灰釉陶器片が五地点から出土。寛永一二年(一六三五)当時、幕府直轄地。宝永二年(一七〇五)吉田藩領となり幕末期まで続く。
東部ほぼ中央の山麓、同一境内に曹洞宗平勝寺と神明社がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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