総判(読み)そうはん

精選版 日本国語大辞典 「総判」の意味・読み・例文・類語

そう‐はん【総判・惣判】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 広い視野に立って物事を判断すること。
    1. [初出の実例]「吾輩の言行の善悪を総判するは道学の区域に属す」(出典:性法略(1871)〈神田孝平訳〉一)
  3. 令制で、諸官司長官がその官司を総体的に統率、監督すること。〔令義解(718)〕
  4. 江戸時代、大坂に住んだ俳優が、毎年一二月六日の夜、一同役所へ参集し、御法度の趣旨を聞かされ、印判を押し翌朝帰るという慣例行事。〔戯場楽屋図会(1800)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android