緑藻の遺伝子治療

共同通信ニュース用語解説 「緑藻の遺伝子治療」の解説

緑藻の遺伝子治療

米ウェイン州立大(ミシガン州)が2005年ごろ、最初に開発した治療法。ほぼ同時期に岩手大の冨田浩史とみた・ひろし教授(当時東北大)も独立して開発していた。ラットなどの動物実験では、ものの形を把握できるまで視力が回復することが分かっている。緑藻遺伝子を人間の体内に導入した場合、免疫による拒絶反応が起きる恐れもあり、注意が必要となる。現時点では導入した遺伝子が作るタンパク質は、青い光しか感知しないが、冨田教授らはほぼ全ての可視光を感知するタンパク質の開発に成功している。(共同)

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