編組工芸(読み)へんそこうげい(その他表記)binding craft

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「編組工芸」の意味・わかりやすい解説

編組工芸
へんそこうげい
binding craft

編んだり,組んだりして制作された手工芸品をいう。竹,籐 (とう) ,ふじ,あけび,柳,がま,麦わらなどを素材とし,これら材料の多い中国,東南アジア,日本で古くから家具敷物すだれ,その他各種の生活用具に使われた。機能的な実用性,柔軟で堅牢材質,斬新なデザインなどの点で独自の特性をもっている。技術の面で機械化が困難であるため工芸的な特徴を保ち続けている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android