なわ‐とりなは‥【縄取】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 「なわどり」とも ) 縛った罪人などが逃げないように、その縄のはしなどを持つこと。また、その人。縄持ち。
- [初出の実例]「手綱とは、帆に付たるなわとり」(出典:梵舜本沙石集(1283)八)
- 「大納言殿縄取(ナワトリ)に引へられて、中門へ出給ふ」(出典:太平記(14C後)一三)
- ② =なわうち(縄打)①
- [初出の実例]「御所の御屋敷五十間四方に、なわ取沙二汰之一」(出典:多聞院日記‐天正一二年(1584)一〇月一六日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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