コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

腰掛(け) コシカケ

2件 の用語解説(腰掛(け)の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

こし‐かけ【腰掛(け)】

腰を掛ける台。いす。
本来の希望を達するまでの間、一時ある職や地位に身を置くこと。「郷里に帰るまでの腰掛けに勤める」
江戸城内の番士詰め所
江戸時代、評定所奉行所で、訴訟人の控え所。
茶室の外の露地に設けた休憩所。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

腰掛
こしかけ

日本で使われていた昔の座具の総称。それらの多くは背もたれのない台形のもので、儀式に使われた。形によって倚子(いし)、床子(しょうじ)、草(そうとん)、胡床(あぐら)、兀子(ごっし)などがあり、身分により使用区分が決まっていた。そのなかで天皇、皇太子が用いたのが御倚子で、現在正倉院や清涼殿にその原形がみられる。それには背もたれがつき、西洋の椅子(いす)と同じ形であったため、椅子が輸入された明治以降、腰掛と椅子は同義語として使われるようになった。西洋では背もたれのつくものをチェアchair、ないものをスツールstoolとよび区別しているが、腰掛はスツールにあたると考えてよい。現在の腰掛には1人用の床几(しょうぎ)のようなものから、3~4人が掛ける縁台風のものまで種々ある。茶道では、招客が露地入りして腰掛けて待つ場所を腰掛、または腰掛待合という。[小原二郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

腰掛(け)の関連キーワード声を掛ける腰掛ける腰を掛ける高腰を掛く目を掛ける縒りを掛ける鎌を掛ける爪を掛ける面倒を掛ける山掛