縦逸(読み)じゅういつ

精選版 日本国語大辞典 「縦逸」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐いつ【縦逸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 気のむくままに好きほうだいなことをすること。ほしいままにすること。また、そのさま。しょういつ。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「放蕩縦逸(ジウイツ)にして無道不信なり」(出典地蔵菩薩霊験記(16C後)一)

しょう‐いつ【縦逸】

  1. 〘 名詞 〙じゅういつ(縦逸)晉書‐劉琨伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「縦逸」の読み・字形・画数・意味

【縦逸】しよういつ

ほしいままにする。〔抱朴子、釈滞〕亦た心靜默に安んじ、性諠を惡(にく)み、縱を以てと爲し、榮任を以て戚(せき)(憂)と爲すり。

字通「縦」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android