繊繊(読み)センセン

デジタル大辞泉 「繊繊」の意味・読み・例文・類語

せん‐せん【繊繊】

[ト・タル][文][形動タリ]細くてしなやかなさま。また、弱々しいさま。かぼそいさま。
「その―たる指頭より」〈鴎外・文づかひ〉
「―たる筆の力もて支配せんと」〈藤村・春〉

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精選版 日本国語大辞典 「繊繊」の意味・読み・例文・類語

せん‐せん【繊繊】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 かぼそいさま。ほっそりとしてしなやかなさま。細く尖ったさま。多く、月や女性の指にいう。
    1. [初出の実例]「繊繊素手、沈淪而作草中之腐敗」(出典三教指帰(797頃)下)
    2. 「桂のひき眉は繊々(センセン)たり」(出典:浮世草子諸道聴耳世間猿(1766)四)
    3. [その他の文献]〔古詩十九首‐其十〕

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普及版 字通 「繊繊」の読み・字形・画数・意味

【繊繊】せんせん

こまやか。

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