纔着(読み)サイジャク

デジタル大辞泉 「纔着」の意味・読み・例文・類語

さい‐じゃく〔‐ヂヤク〕【×纔着】

装束たけを、着る人の身の丈と等しくすること。
束帯下襲したがさねの裾を足首までの長さとしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「纔着」の意味・読み・例文・類語

さい‐じゃく‥ヂャク【纔着・纔著】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 着物の長さを、裾がわずかに地に着くぐらいにするの意 ) 装束のたけを、着る人のたけと等しくすること。官服身丈(みだけ)に着ること。さいちゃく。〔随筆安斎随筆(1783頃)〕
  3. の裾の様式一つ。束帯の下襲(したがさね)の裾を長くひかないで、足首までの長さとするもの。
    1. [初出の実例]「次々官纔着〈依地湿云々〉舁案入中門筵上退出」(出典左経記‐長元元年(1028)一二月二九日)

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