デジタル大辞泉
「缶石」の意味・読み・例文・類語
かん‐せき〔クワン‐〕【缶石】
ボイラーの内壁に水に含まれていた鉱物質が固着して残ったもの。缶滓。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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缶石
かんせき
scale
スケールともいう。ボイラなどの内側にできる湯あか。ボイラや熱交換器などで,給水中に含まれている不揮発性溶解質および不溶解性物質の濃度が水の蒸発によって増加し,これらが析出して伝熱面上に付着または沈殿する。その成分は主としてカルシウムおよびマグネシウムの硫酸塩,炭酸塩,ケイ酸塩および水酸化塩である。ボイラ内の対流の障害になるほか,熱伝導率が小さいので伝熱量が減るばかりでなく,伝熱面の過熱破損の原因となる。特に高温高圧ボイラで影響が大きい。したがって給水の前処理や装置の掃除などが必要である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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