罫引き(読み)ケイビキ

デジタル大辞泉 「罫引き」の意味・読み・例文・類語

けい‐びき【×罫引き】

罫を引くこと。また、罫の引いてあるもの。けびき。
罫を引く用具

け‐びき【×罫引き】

木材面に線を引いたり、薄板を割ったりするための木工具。定規板に差した角棒の一端に刃を取り付けたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「罫引き」の意味・読み・例文・類語

け‐びき【罫引・計曳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「けひき」とも ) 指物師(さしものし)などが罫を引くために用いる木工具の一つ。木製の定規板と、それに直角にとりつけられた出し入れ調節ができる棹(さお)と、その棹の先に固定された刃または針からできている。〔新撰類聚往来(1492‐1521頃)〕
  3. 紙などに罫(けい)を引くこと。また、その引いた線。
    1. [初出の実例]「行鴈の文字の計曳(ケビキ)薄霞〈重供〉」(出典:俳諧・毛吹草追加(1647)上)

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