精選版 日本国語大辞典 「置堀」の意味・読み・例文・類語
おいてけ‐ぼり【置堀】
[2] 〘名〙
① 後に残るものを見捨てて、立ち去ること。置き去りにすること。おいてきぼり。
※黄表紙・亀山人家妖(1787)「友達のうんつく奴等(めら)が、己を置いてけぼりにし居(を)ったが」
② 品物を取り上げて、代金は支払わないこと。おいてきぼり。
③ ((一)の言い伝えからか) 強情っぱりなこと。執念深いこと。また、その人。おいてきぼり。
おいてき‐ぼり【置堀】
[1] =おいてけぼり(置堀)(一)
※続春夏秋冬(1906‐07)〈河東碧梧桐選〉冬「本所のおいてき堀や冬の月〈春菫〉」
[2] 〘名〙
① =おいてけぼり(置堀)(二)①
② =おいてけぼり(置堀)(二)②
③ =おいてけぼり(置堀)(二)③
※歌舞伎・杜若艷色紫(1815)大切「金五郎さん、見なさい、よっぽどな置(オ)いてき堀(ボリ)サ」
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