置床(読み)オキドコ

デジタル大辞泉 「置床」の意味・読み・例文・類語

おき‐どこ【置(き)床】

床の間床板のように作った台で、移動できるもの。狭い部屋などで、床の間代わりに使う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「置床」の意味・読み・例文・類語

おき‐どこ【置床】

  1. 〘 名詞 〙 掛軸をかける壁の前などにすえ、花瓶などを置くための、移動できる台。小さい部屋に用いて床の間の代用にする。
    1. [初出の実例]「名もしらぬ女郎が、座敷はなれて涼み所にこしらへし置床(ヲキドコ)に、枕もなくねころび」(出典浮世草子西鶴置土産(1693)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android