置浄瑠璃(読み)オキジョウルリ

デジタル大辞泉 「置浄瑠璃」の意味・読み・例文・類語

おき‐じょうるり〔‐ジヤウルリ〕【置(き)浄瑠璃】

所作事浄瑠璃で、踊り手が登場する前に前置きとして演奏する部分。おき。

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精選版 日本国語大辞典 「置浄瑠璃」の意味・読み・例文・類語

おき‐じょうるり‥ジャウルリ【置浄瑠璃】

  1. 〘 名詞 〙 所作事浄瑠璃で、役者が登場する前に、人物場景、時などを説明するために演奏する前置き部分。
    1. [初出の実例]「この置浄瑠璃(オキジャウルリ)が切れると、卜部季武(うらべすゑたけ)坂田公時(きんとき)両人が碁をかこんでゐる見得(みえ)セリ上がる」(出典:歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)四立)

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世界大百科事典(旧版)内の置浄瑠璃の言及

【置】より

…いずれも情景描写や人物の説明などが行われる。正式には置の部分が唄なら〈置唄〉,浄瑠璃なら〈置浄瑠璃〉という。序破急の序にあたり,比較的ゆっくりしたテンポで演奏され,三味線の調絃は本調子が用いられることが多い。…

※「置浄瑠璃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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