…日(太陽)と月(太陰)に,火(熒惑(けいわく)),水(辰星),木(歳星),金(太白),土(塡星・鎮星)の五惑星を合わせた七曜(耀とも書く)に,インド天文学における白道と黄道の交点にあたる昇交点の羅(らごう)Rahuと降交点の計都(けいと)Ketuの二つを合わせたものをいう(計都の方は月の近地点だとする解釈もある)。《書経》舜典などに見えるように,七曜はまた七政ともよばれ,両方の呼称が並び用いられたが,唐代の密教の経典《宿曜経》などには七曜が使用されている。…
※「羅睺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」