美取神社(読み)みどりじんじや

日本歴史地名大系 「美取神社」の解説

美取神社
みどりじんじや

[現在地名]岩美町太田

太田おおた集落北西大杉山おおすぎやまにある。祭神は大物主神・菅原道真ほか。旧郷社。「延喜式」神名帳に載る巨濃この郡九座のうち、「オホワノ神社」に比定する説がある(因幡志)。天文一〇年(一五四一)七月一二日の山名誠通のものと推定される感状(因幡民談記)に秋里弥左衛門が「岩井表合戦」において「宮前」の川を渡り敵を討取ったことがみえるが、この合戦で中村伊豆守は「本郷之川上瀬」を渡って戦っていることから(同年七月一二日「山名誠通感状」中村文書)、宮は当社をさすものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android