美川仏壇(読み)みかわぶつだん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「美川仏壇」の解説

美川仏壇[仏壇・仏具]
みかわぶつだん

北陸甲信越地方、石川県の地域ブランド。
石川県白山市美川地域(旧・石川郡美川町)において主要な生産工程が行われた仏壇起源室町時代に遡るとされる。特徴は、漆を何層にも塗り固めたものに型を用いて立体的な紋様をほどこす堆黒技術材料には銀杏などが使用される。堅牢にして荘厳でありながら華麗な仏壇。石川県伝統的工芸品。2007(平成19)年6月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5053375号。地域団体商標の権利者は、美川佛壇協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「美川仏壇」の解説

美川仏壇

石川県白山市で生産される仏壇。15世紀半ばに小松長吉が創始したと伝わる。17世紀初頭の6代目長次により声価が高まった。堅牢美麗で知られ、特に堆黒の技術を用いた装飾が名高い。石川県指定伝統的工芸品。

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