日本歴史地名大系 「美濃国絵図」の解説 美濃国絵図(正保国絵図)みののくにえず 四九七×五五〇センチ(彩色)成立 正保二年原本 岐阜県歴史資料館解説 正保元年一二月幕府は大目付を奉行として国絵図などの製作を意図し、各国に調製者を任命した。美濃国では戸田氏鉄・松平光重・岡田善政の三人が当たったが、その幕府献上正図の複本とみられる。縮尺は一里を六寸で表す二万一千六〇〇分の一が規定であったが、当絵図はそれよりも若干短く、一里が五寸でまとめられ、一里ごとに点表示がある。国絵図として県内に残る最古の資料であり、関連する史料に正保二年の美濃国郷帳がある。複製 「岐阜県史」史料編近世一付録 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by