美鹿村(読み)びろくむら

日本歴史地名大系 「美鹿村」の解説

美鹿村
びろくむら

[現在地名]多度町美鹿

肱江ひじえ川の上流山村で、員弁いなべ郡との境に接し、北の集落からは員弁市之原いちのはら(現員弁町)に通じ、南の前山まえやまからは同じく員弁郡酉之とりの新田(現員弁町平古)に出る道がある。「薪炭ニ冨メドモ、舟車不通、運送僅ニ牛背ヲ仮ルノミ、郡中ノ僻陬」(桑名郡志)であった。近世を通じて桑名藩領。明治一六年(一八八三)の戸数八四、人数三六三(桑名郡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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