撥弦(はつげん)楽器で弦をはじくのに使う道具。材質(角(つの)、亀甲(きっこう)、竹、木、象牙(ぞうげ)、金属、プラスチックなど)も使用法もさまざまであるが、一般に、音量を大きくしたり歯切れよくしたりするために、生身の爪(つめ)ないし指の機能を強化したものであると考えられる。邦楽器の用語としては、手に持って弾く比較的大形のものを撥(ばち)、指にはめたりつまんだりする小形のものを爪(つめ)(義爪(ぎそう)、仮爪)という。西洋ではプレクトラムplektrumというが、概して小形のものが多く、ピックpickとよばれることが多い。広義の義甲の例としては、手に持つもの(三味線、琵琶(びわ))、指にはめるもの(箏(こと)、沖縄の三線(さんしん)、インドのシタール)、指先に結び付けるもの(中国の三弦(サンシエン))、指につまむもの(和琴(わごん)、月琴(げっきん)、エレキギター、マンドリン)などがあげられる。
[川口明子]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新