生身(読み)ショウジン

デジタル大辞泉の解説

しょう‐じん〔シヤウ‐〕【生身】

仏語。
仏・菩薩(ぼさつ)が、衆生済度(しゅじょうさいど)のため、父母の体内に宿ってこの世に生まれ出ること。また、その身。仏の化身。
父母より生まれた体。生まれながらの身体。

なま‐み【生身】

現に生きているからだ。血も通い感情もはたらいている身。いきみ。「生身の人間」
なまのままの魚肉。
調理用語。すりつぶした魚肉のこと。しんじょはんぺん伊達巻(だてま)きなどの種にする。

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大辞林 第三版の解説

しょうじん【生身】

〘仏〙
父母によって生まれた人間の姿。凡夫の肉体。
仏・菩薩が人間の姿をとって現れたもの。

なまみ【生身】

現に生きているからだ。神経も感情もはたらいている身。いき身。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

いき‐み【生身】

〘名〙
① 生きているからだ。なまみ。⇔死身
※平家(13C前)三「姫が事こそ、心苦しけれ共、それもいき身なれば、歎きながらもすごさむずらん」
② 能楽で、面をつけて少し前にうつむいた姿勢。面が生き生きと感じられる姿勢。〔わらんべ草(1660)〕

しょう‐じん シャウ‥【生身】

〘名〙 仏語。父母によって生まれた肉身。また、その身を具えた仏、すなわち、現世の釈迦。さらに広く、仏菩薩衆生済度のため、この世に化現する化身をもいう。
※今昔(1120頃か)一二「昔の霊山(りゃうぜん)の生身の釈迦と相好(さうがう)一も不替給ず」

なま‐み【生身】

〘名〙
① 現に生きている身。血も感情も通っている身。いきみ
※読本・夢想兵衛胡蝶物語(1810)前「生身(ナマミ)へ何の容赦なく五寸釘をうちこまれ」
② なまのままの魚などの肉。さしみ。
※宝の山(1891)〈川上眉山〉二「彼の鰯を拾取りて、膓を去り潮に揉み、生身(ナマミ)ながら仕てやって」

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