義覚(読み)ぎかく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「義覚」の解説

義覚(1) ぎかく

?-? 百済(くだら)(朝鮮)の僧。
斉明(さいめい)天皇6年(660)百済が唐(とう)・新羅(しらぎ)連合軍にほろぼされたときに渡来し,難波(なにわ)(大阪府)の百済寺にはいる。「日本霊異記」に,ひろく仏教の学に通じ,般若心経(はんにゃしんぎょう)の霊力により奇瑞(きずい)をしめした話がのっている。

義覚(2) ぎかく

1468-1483 室町時代の僧。
応仁(おうにん)2年生まれ。足利義政の子。真言宗醍醐(だいご)寺の三宝院にはいり,門跡(もんぜき)となる。文明元年醍醐寺座主(ざす)。文明15年9月16日死去。16歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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