羽別村(読み)はべちむら

日本歴史地名大系 「羽別村」の解説

羽別村
はべちむら

[現在地名]勝山町福谷ふくたに

福谷川上流の山中の村。北は本郷ほんごう村、西は神代こうじろ村。弘化二年(一八四五)福谷村改称(真庭郡誌)正保郷帳に村名がみえ、田高一二七石余・畑高四五石余。元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳では村位は下、改出高五六石余・開高一四石余。「作陽誌」では家数四二・人数二〇一。津山藩森家断絶後、幕府領となり、延享四年(一七四七)播磨龍野藩領に編入され幕末に至る(美作国郷村支配記)。「真庭郡誌」によれば、当村は龍野藩の租税が過重なため疲弊し、天保八年(一八三七)頃には家数二四・人数九一、牛二となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android