羽旄(読み)ウボウ

デジタル大辞泉 「羽旄」の意味・読み・例文・類語

う‐ぼう【羽×旄】

昔の、軍隊を指揮するはたぼこの一。きじの羽と旄牛ぼうぎゅうヤク)の尾とを、竿さお先端に飾りつけたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「羽旄」の意味・読み・例文・類語

う‐ぼう【羽旄】

〘名〙 雉(きじ)の羽と旄牛(ぼうぎゅう)の尾とを、さおの先に飾りつけた幢(はたぼこ)
浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)上「清道(せいだう)の大旗羽旄(ウバウ)風に吹なびかせ」 〔孟子‐梁恵王・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「羽旄」の読み・字形・画数・意味

【羽旄】うぼう(ばう)

雉の羽と旄牛の尾。文舞に用いる。〔礼記楽記を比(あは)せて之れを樂し、干戚(かんせき)(まさかり旄にぶ。之れを樂と謂ふ。

字通「羽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android