老人病院(読み)ロウジンビョウイン

デジタル大辞泉 「老人病院」の意味・読み・例文・類語

ろうじん‐びょういん〔ラウジンビヤウヰン〕【老人病院】

長期入院が必要な老人を収容する「療養病棟」のある病院介護保険制度の導入により、平成15年(2003)までに老人病院は廃止され、その役割療養型病院に引きつがれている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「老人病院」の意味・わかりやすい解説

老人病院
ろうじんびょういん

入院患者の 70%以上が 65歳以上で占められる病院 (または病棟) 。 1975年頃から老人の入院が大多数を占める病院を「老人病院」と呼んでいたが,1982年制定の老人保健法に基づく厚生省告示によって制度化された。届け出によって特例許可の老人病院になると,一般病院よりも医師看護師が少ない数で運営できるようになるが,医療保険などから支払われる診療報酬も少なくなる仕組み。この特例許可を受けないで 70歳以上の老人を常時 60%以上入院させていると,特例許可外老人病院とされ,診療報酬がさらに低くなる。 1990年4月の診療報酬の改定では,特例許可老人病院の場合,介護職員を8対1の配置より手厚く配置した場合,病院の選択により,「入院医療管理料」をとることが認められた。

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